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2004年10月21日(木)
Auto-ID ラボ・ジャパン
日本ベリサイン株式会社
NTT コミュニケーションズ株式会社
IC タグのグローバル情報流通ネットワーク実現に向けた
日米間でのIC タグ実証実験の開始について
Auto-ID ラボ・ジャパン(注1)(代表:慶應義塾大学教授村井純)と日本ベリサイン株式会社(代表取締役社長:川島昭彦、本社:東京都中央区)、NTT コミュニケーションズ株式会社(代表取締役社長:鈴木正誠、本社:東京都千代田区、略称:NTT Com)は、インターネットを通じたグローバルなネットワーク環境においてIC タグの情報を流通させる実証実験を今月より日米間で行います。
具体的には、米国ベリサイン社が提供する「EPCglobal(EPC グローバル)」(注2)準拠の基幹アドレス解決システム(注3)と、日本のIC タグ情報管理システムとを接続し、グローバルにIC タグの情報を流通させるための実証実験を行います。「EPCglobal」ネットワークとは、膨大な数のIC タグが世界中で流通していく中で、そのIC タグに関する情報が世界のどこにあるかを容易に検索し、その位置を教えてくれるという、IC タグの情報を世界中に流通させるための仕組みです。
Auto-ID ラボ・ジャパンとNTT Com は、IC タグをコンピュータネットワークシステムによって認識する仕組みに関する実証実験や各種製品の相互接続性の検証を本年8 月より行っていますが、このたびの実験のように、IC タグに関する情報流通システムの実証実験を、インターネットを通じて遠隔地間でグローバルに実施するのは、日本で初めての取り組みとなります。
1. 実証実験の概要
このたびの実験では、Auto-ID ラボ・ジャパンで研究されている「EPCglobal」のネットワーク技術に基づき、ベリサイン社が米国で運用している基幹アドレス解決システムと、独立行政法人情報通信研究機構(理事長:長尾真)の小金井電子タグ実験ルーム(注4)に設置されたネットワークシステム、およびNTT Com が開発したIC タグの情報管理システムを連携させ、ネットワーク全体の接続実証実験やIC タグに関する各種ソリューション製品によるIC タグのアプリケーションシステムのグローバルな接続実証実験を行います。
【検証予定項目】(別図参照)
- (1) 米国のアドレス解決システムのみを経由しての接続検証
- ベリサイン社が米国に設置している企業コードを管理する「EPCglobal」準拠の基幹アドレス解決システム、およびその配下の企業の製品コードを管理するアドレス解決システムを経由して、日本に設置したIC タグの情報管理システムに接続し必要な情報を流通させる。
- (2) 米国のアドレス解決システムと日本のアドレス解決システムの両方を経由しての接続検証
- 米国に設置された企業コードを管理する「EPCglobal」準拠の基幹アドレス解決システムから、日本に設置された配下の企業の製品コードを管理するアドレス解決システムを経て、日本に設置したIC タグの情報管理システムに接続し必要な情報を流通させる。
- (3) 実フィールドの実証実験システムでの検証
- (1), (2)という2項の構成を利用して、NTT Com が社内で利用しているネットワーク機器管理システム(注5)などの実システムとの接続を検証する。
【検証予定期間】
- 平成16年10月から平成17年3月
2. 今後の予定
本実証実験の成果は「EPCglobal」などの標準活動機関に報告し、その標準化を進めていきます。また、このたびの検証の成果をIC タグ関連事業の商用化の検討に反映していきます。
注1:Auto-ID ラボ・ジャパン
世界6 ヶ所の大学に展開しているAuto-ID の研究拠点のうち,日本に設置されている研究拠点
http://www.auto-id.jp/
注2:EPCglobal
当初は,マサチューセッツ工科大学および米国内の各企業が発起人となって1999 年に「Auto-ID センター」として設立された。その後、米ウォルマート・ストアーズ社の協力のもと、IC タグの流通システムへの適用を目指す標準化団体となる。2003 年9 月に当技術要素のビジネス適用機能が独立し「EPCglobal」に改称、流通コードの国際機関である国際EAN (European Article Number)協会と米国の流通コード機関であるUCC(Uniform Code Council)の傘下に入る。日本には慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスにAuto-ID ラボ・ジャパン(注1 参照)として支部を持つ
注3:アドレス解決システム
EPC コードから商品情報を提供するサーバのアドレス解決をするサービス。一般にObject Naming Service(ONS)と呼ばれている
注4:小金井電子タグ実験ルーム
所在地:東京都小金井市貫井北町4-2-1 独立行政法人情報通信研究機構小金井本部3 号館1 階
主な設置機器:IC タグ、読み取り装置、実験用サーバ設備、ネットワーク実験環境
注5:ネットワーク機器管理システム
NTT Com は本年3 月より、システムインテグレーション検証用設備(ソリューションウェアラボ)におけるPC、ルータなどの機器貸出管理にIC タグを導入し、業務効率化を図っている
<本件に関するお問い合わせ先>
Auto-ID ラボ・ジャパン(慶應義塾大学SFC 研究所内)
石川、児玉
TEL: 0466-49-3618
e-mail: info@autoid.sfc.keio.ac.jp
Web サイト: http://www.auto-id.jp/
日本ベリサイン株式会社
マーケティングコミュニケーションズ
飯坂
TEL: 03-3271-7014
e-mail: pr@verisign.co.jp
NTT コミュニケーションズ株式会社
先端IP アーキテクチャセンタ
森田,松本
TEL: 03-6800-3380
e-mail: support-rfid@ntt.com
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